【基本点画3つのコツ】綺麗な文字の書き方

基本点画

美文字のコツ(基本点画:タテ・ヨコ・ナナメ)

美しい文字を書くためのコツとしまして、

まずは、基本点画のタテ・ヨコ・ナナメを美文字に書く3つのコツをご紹介します。

1つ目:ヨコ画(横線)

まずは基本中の基本の「ヨコの画」ですが、

「若干右上がりに書くのがコツ」

というのはよく聞くのではないかと思います、が

その際の右上がり具合が、どの程度良いのかというと

「角度6度(時計の針でいうと14分の角度)」

の右上がり具合が一番美しく見えます。

美しく見えるヨコの角度

私もよくやってしまうのですが、右上がりが極端になってしまうと文字のバランスが崩れてしまい、美文字にならないのです。美文字は急角度はダメ単純に右上がりが良いとされてはいるのですが、6度以内の絶妙な角度になるように心がけましょう。

でも、そもそも右利きの人がヨコ線を書いていくと、自然と右上がりになる(はず)なんです。身体の構造的に。

なのでそういった理解のもと、意識して書くと良いのではと思います。

(左利きの方の場合は、特に意識して書くと効果バツグン!…のはず。)

それでも、どうしても右上がりが強くなってしまうという方は、

私自身が気を付けていることなんですが、

「右の肘を自分の方に引いた構え」

で書くように心がけると、良いかもしれません。

2つ目:タテ画(縦線)

続いて「タテの画」ですが、

「タテ線は、ほぼ垂直が原則」

これもよく聞く?し、当たり前なことかもしれませんが、

真っ直ぐなタテの線ってなかなか引けないものなんですよね・・・(私がそうなので)

そこで、真っ直ぐがあんまり上手くいかない場合は、

「少し、タテの画を左に倒すように書く」 

(右に倒すよりは左に倒すほうが安定する) 

タテ画の注意点

こうすることによって、特に文字をタテに並べて書いていく場合など安定して見えます。

タテ画の注意点2

右に倒してしまうと、不安定になってしまいがちなので、垂直もしくは左倒しを意識して書きましょう。

3つ目:ナナメ画(斜め線)

最後に「ナナメの画」です。

「ナナメの画は、「45度」を心がけて書く」

「右払い」や「左払い」また「打ち込みの点画」などは

45度の角度を意識して書くと美文字に見えます。ナナメの角度は原則45度

これもまた角度が極端になりすぎると、バランスが崩れて美文字になりません。

「45度の角度を原則」として書いてみましょう。

まとめ

  • 1つ目:ヨコ画  「右上がり6度の角度(時計の針でいうと14分の角度)を意識する」
  • 2つ目:タテ画  「垂直が理想だけど、無理な場合は少し左に倒すように書く」
  • 3つ目:ナナメ画 「45度を心がけて書く」

永字八法

「永」という字は、書道の基本点画がいっぱい詰まった字です。

今回紹介したコツがほとんどすべての画で発揮されます!

特にネックになるのは、2点目のタテ画なのかなと思います。

文字においてタテの画は背骨みたいなものなので、ここがおかしいと

美しく見えない…人間でも背骨が曲がっていると良くないですもんね。

というわけで、ブログ第1回目の記事でした。

参考になれば幸いです…。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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