Warning: The magic method InvisibleReCaptcha\MchLib\Plugin\MchBasePublicPlugin::__wakeup() must have public visibility in /home/ranteinojo/syoka-koyoblog.com/public_html/wp-content/plugins/invisible-recaptcha/includes/plugin/MchBasePublicPlugin.php on line 37
【京都の秘寺社】修学院近くの寺社「赤山禅院」をご存知ですか?【天台宗の寺院&皇居を守る方位の神社】 | 美文字ブログ

【京都の秘寺社】修学院近くの寺社「赤山禅院」をご存知ですか?【天台宗の寺院&皇居を守る方位の神社】

著者近況

京都には神社仏閣はたくさんありますが、その中の一つ「赤山禅院(せきざんぜんいん)」という寺社をご存知でしょうか?

著者はこの寺社にて御朱印を書かせていただいているのですが、1年が経過した記念と素晴らしい寺社であるこの赤山禅院の魅力を伝えたいと思い、ここに記事としたいと思います。

場所はこちら↓

「天台宗のお寺」でもあり「皇居の鬼門を守る神社」

赤山禅院は神仏習合の最たる寺社になります。

9世紀という、中国では唐の時代、日本では平安時代に建てられた天台宗のお寺であり、そして、

京都御所の鬼門(北東(右上)の方角)を守るという神社

2つを兼ねるという神仏習合の最たる寺社になります。

修学院駅で降りて北東側に進んでいきます。(グーグルマップなどでは一つ後の宝ヶ池駅までを案内しますが、一つ前の修学院駅で降りた方が近いです。)

小学校を過ぎて先に進むとお地蔵様がおります。そこを左へ。(左、赤山道の石碑があります。)

しばらく進むと右手に鳥居が見えてきます。

鳥居をくぐった先に、今度はお寺の山門が見えてきます。

門の左側には「赤山禅院」の文字。

左には「天台宗・修験道 総本山管領所」とあります。

これは後にも述べますが、大阿闍梨様の千日回峰行という修行場所の一つということで、天台宗の総本山、比叡山延暦寺の管理するお寺という意味だと思います。

カラフルな旗を見ながら少し登っていきます。(七つの色ののぼり旗がカラフルです。)

登り切るとこんな場所。右に観光トイレがあります。ちなみにトイレはここにしかありませんので、済ませてから参られると良いと思います。

 左を見ると石の階段があります。

階段を上った奥のお社が拝殿になります。

右側に手水の場所があります。ここに赤山禅院の説明書きがあります。

拝殿には「皇城表鬼門(こうじょうおもてきもん)」という表示があります。

北東(右上)は鬼門にあたり、昔から悪いものが入ってくる方角とされています。

京の都(皇居・御所)の鬼門に位置するこの地に社を祀り、かつての日本の中心地であった京の都に入ってこようとする災厄を防いでいます。

また参拝される時に気づくかもしれませんが、鏡があります(画像にも映っています)。その鏡にお顔を合わせて拝まれると良いそうです。

それから拝殿の屋根の上には「お猿」がおります。

厄を猿(去る)ということから、京都御所にも猿ヶ辻という北東側の建物を凹ませた箇所がありますが、そこと連動しているのかも。

ちなみに表鬼門はここ赤山禅院ですが、では裏は?というと、京都府八幡市(やわたし)にある岩清水八幡宮が裏鬼門に当たるそうです。

拝殿から少し奥へ進むと、ご本殿があります。

天台宗のお寺でありながら、鬼門を守る神社。

神仏習合の最たる寺社であることから、寺院・神社の建築様式が混在しています。

そういった視点で参られるのも良いと思います。寺院でありながら、とくに菊の御紋の意匠が至るところにあるのはなんだか不思議な感じがします。

千日回峰行を満願された大阿闍梨様がご住職

ここ赤山禅院のご住職(神職?)は代々、大阿闍梨(だいあじゃり)様です。

千日回峰行というのをご存知でしょうか?

これは7年近く山(比叡山)から下りずに修行を行い千日以上も回峰(山中をめぐる)する行で千日回峰行。

中でもその修行期間中に「堂入り」という9日間飲まず食わず寝ず、という死を覚悟して臨む行は自死用の刀を懐に入られるのだとか。

それを達成(満願)されて、晴れて大阿闍梨を名乗るのを許されるそうです。そして今もなお山から下りずに行をされているのだとか。

京都に神社仏閣は数多くありいろんな位のお坊様ご神職がおりますが、ここまで高潔な方はそうおられないと思います。

「お加持(おかじ)」という、直接、念を入れて清めていただける行もありますが、個人的にも本当にご利益があると思います。

ぜんそくにお悩みの方はぜひ!ぜんそく封じのお寺です

ここ赤山禅院では「ぜんそく封じ」のお寺でもあります。

御祈祷や護摩木にてぜひ、ぜんそくでお悩みの方は参られるのも良いと思います。

護摩木は一本一本、大阿闍梨様がお名前を読み上げてお炊き上げしていただいているのだそうです。

御朱印所は右の奥。朱印は2種類あります。

拝殿に御朱印所の案内看板があります。御朱印所の場所は右の奥側になります。

御朱印所の隣に、七福神の一人「福禄寿(ふくろくじゅ)」をお祀りするお堂があります。

すぐその右が御朱印所です。(若め?の兄ちゃんがいたら私です^^;)

御朱印の見本。左が神社用、右がお寺用の朱印です。

便宜上?神社・お寺の2種類がありますが、右のお寺の御朱印としている方は「神仏霊場」としているように神仏習合の最たるものであるここ赤山禅院の朱印、実質、神社・お寺の両用です。

私が書くとこんな風になります。一番上に皇居の紋の朱印で神社であり、中央の梵字は寺院の朱印です。

菊の御紋と梵字が一緒になっているご朱印というのはかなり珍しいと思います。

こちらも私が書くとこんな感じになります。そしてこちらは福の神の一人(柱)である「福禄寿(ふくろくじゅ)尊」の御朱印。

【日本最古】の「都七福神めぐり」というのをご存知でしょうか?

お正月に7つの神社仏閣をめぐり七福神の朱印をいただいて新年から福を呼び込もうというものがあります。

その日本最古(さすが京都!)の七福神めぐりの場所の一つでもあります。

写真はのぼり旗(幡)が反対になっていますが…福禄寿堂のすぐ隣には七福神の7つの像がずらりと並んでいます。

こちらは七福神めぐり専用の御朱印帳(帖)です。(朱印場で販売しております。福禄寿印込みで2,000円)

最初のページに「謂(い)われ」が書いてあります。

少しマニアックですが「竹林の七賢人」なんて、書道の行書の銘品「蘭亭序」にも出てくるワードですごく親近感があります。(私だけでしょうけど。)

このように最初のページから7つ、順番に絵柄入りで朱印の場所が決まっています。

ここ赤山の福禄寿尊は5番目になります。

さらにこういった、かなり大きめの色紙もあります。

金色の豪華な色紙にそれぞれ7つの福の神のご朱印を参拝していただ行けば…!それはそれは大きな大きな福が舞い込むこと請け合いです!(ちなみに写真のは完成色紙という、全部の朱印が入ったバージョンのものです。7か所もめぐるのが大変なのは事実ですが…うーん資本主義でしょうか??)

七福神の一人「福禄寿」のお姿みくじ

ところでここ赤山禅院限定の「福禄寿お姿のおみくじ」があります。

すごくかわいらしい、おみくじでありながらお守りにもなるというスグレモノです。

中におみくじが入っています。

手で取り出すのが難しいので、ピンセットで出します。

所でここのおみくじに書かれている内容はものすごく難しいです…(たまに読んで下さいと言われる方がいますが、私も分からない。。)

ぜひご一読ください。

ちなみに、この「お姿みくじ」はきちんとお経を上げたものを授与していますので、ばっちりお守りの効果もありますよ!

見所たくさんの赤山禅院、ぜひお参りください

他にも見る所はたくさんありますが、ぜひ実際にお参りされていろいろとご覧になってほしいです。

修学院は割と有名だとは思いますが、その待ち時間に来られるという方も多いですし、そうじゃない方もじっくりと参拝ください。

まだまだ紹介したい内容はあります。紅葉寺という別名もあるこの場所ですが、紅葉シーズンの写真をたくさん撮ってまた折を見て更新して行こうと思います。

美しい文字を書ける秘訣・本質を書籍化しました。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから、または「SYODOUGA」で検索下さい。

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP