綺麗な文字の書き方㊵【書は視覚で書く?実は触覚で書くことが極意】

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書は視覚で書く?実は触覚で書くことが極意

書という文字を書く行為では、ついつい視覚重視で書いてしまいがちです。

実は触覚こそが、綺麗な文字を書くための極意になります。

なんとなく気付いているかもしれませんが、特に毛筆ではこれが顕著になります。

もちろん、視覚が美しい形を形作るためには必要なのは間違いありませんが、それだけでは足りない部分が出てきます。

「触覚という、筆(ペン)が紙と触れている感触を上手く制御して書く」

という事を、文字を書く誰もが無意識にやっている事かもしれませんが、

・筆の中空を保ちながら書く

・押さえつけすぎて筆が挫(くじ)けてしまってはいけない

・離しすぎて筆が浮いてしまってもいけない

といった、書の極意の部分はすべて触覚が頼りになります。

筆と紙が触れている状態を常に感じながら、筆が常に開いた状態をキープしながら書く。

高感度のセンサーである触覚なしにはこれができません。

毛筆はここを外してしまうと上手くいきませんし、ペン字においても触覚を意識することでまた一つ上の字を書くことができます。

筆ペンはペン字に近いですが、毛筆の触覚成分がないと上手くいかないため、一番難しいかもしれません。

書の極意である「触覚」をぜひ意識しながら書いてみるのも、良いと思います。

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田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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