綺麗な文字の書き方(81)【意外と引けないタテ線の引き方】

美文字レターバックナンバー

字を書くときの基本的なフレームの話です。

意外と「タテの線」がしっかりとタテになっていないものです。

自分ではタテにまっすぐに書いているつもりでも、

定規などをあててみると、あれ…?なんだかナナメになっている。

というのは私もそうです。

文字の中でタテ線というのは背骨のようなもので、

ここがしっかりタテでないと、それだけで汚い字という事になっていきます。

なのでまずはタテ線をしっかりタテに書くコツとしては、

【手全体をスライドして書く】

ようにするのも一つの方法です。

ペン字や筆ペンなどでは、書く字というのは小さいです。

なので、指の動きで書けてしまいます。

タテ線も指の動きで書くのは良いのですが、

手全体スライドという部分をプラスして、心がけると良いです。

とくに筆ペンではそうで、指の動きでだけで書くと、

どうにも線が浮いてしまい上手くいきません。

そこで手全体を動かして線を引くことを心がけると、

筆が変に浮かないで安定した線になります。

結果としてタテ線も上手く書けるということに繋がってきます。

一つの方法として【手全体スライドの心がけ】を試してみるのも良いと思います。

本気で書を学びたい方のみ、ご覧下さい。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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