見える線と見えない線について
字というのは基本的に、白い紙の上に黒い線を書いていきます。
そこに、
虚画(きょかく)という見えない線
実画(じっかく)という見える線
という関係が出てきます。
美しい字というものは一連の流れという「繋がり」があってこそという部分も大きいです。
虚実という言葉があるように、
見えない虚が先で、見える実が後になっていますが、
何事も見えない部分というのが重要なのは字も一緒で、
見えない線を紙の上にしっかりと書けているか?
ということがとても大事になってきます。
目に見える線の形が最終的に残り、
それが批評される結果にはなります。
ですがそこを繋いでいる(繋がっている)線、
「見えない線」がきちんとできているか?
という事に留意することも、大切なことです。
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