綺麗な文字の書き方(84)【囲みの中の字は大きく太めに書くと良い】

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「くにがまえ」という「□」に書く部首があります。

「国」「園」「因」「回」「固い」などなど、

囲まれた中に文字を配置する漢字です。

(ちなみに学校で習う漢字では17個あります。)

これを綺麗に書くコツとして、

【中に書く字を大きく太めにする】

と良い場合が多いです。

「くにがまえ」は1画目2画目で先に囲みを書いてから書く字ですが、

3画目以降に書いていく中の文字が

・弱気にならないように、

・気持ち太めに大きめに書く

と、中が充実して立派な字になります。

とくに筆ペン・毛筆の「太さ」の要素が大きくなる場合は有効で、

逆に細くて弱くなってしまうと貧弱な字になってしまいます。

さらに中を充実させるべく太めに書くと、

囲みの大きさ・太さも考えないといけなくなります。

「くにがまえ」の漢字は大きさの調整がかなり難しいです。

すぐに大きくなったり、小さくなったりします。

この辺りは実践あるのみですが、

このことを知っていてやるやらないは、とても大きな差になると思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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