これは特に筆ペンや毛筆などで効果が高く、
でも気を付けなければならない事です。
要は、
【筆圧を1から10かの力で書く】
という事。
学生時代にならう習字というものは、
筆圧が一定
というのを徹底して言われます。
それはそれで技巧的でテクニックがいることなのですが、
一定であるために変化のない字になってしまいます。
書道の言葉に、
開けるところは馬も走れるぐらいに徹底して開けて、
閉めるところは水も漏らさないぐらいに徹底的に閉める、
というのがあります。
これと同じで、メリハリのある線を引くことを心がける。
例えば、
私の苗字の「田畑」の「田」という字を書くときに、
・1画目のタテ線は10の力で引き、
・2画目以降は1の力で書く
ようにする。
そうすることで自然と線の太いところ、細いところのメリハリが出てきます。
実際には1や10の力加減はやりすぎになってしまいますが、
書く時はそれぐらいの気持ちでやった方が丁度よかったりします。
硬筆のペン字などではあまり目立つことではありませんが、
これを分かってやっているかで差が出てきます。
上手下手の差というのはそんな小さな差から出てきますので、
ぜひ心がけてやってみるのも良いと思います。
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