綺麗な文字の書き方(62)【1か10かの力加減で線を引く】

美文字レターバックナンバー

これは特に筆ペンや毛筆などで効果が高く、

でも気を付けなければならない事です。

要は、

【筆圧を1から10かの力で書く】

という事。

学生時代にならう習字というものは、

筆圧が一定

というのを徹底して言われます。

それはそれで技巧的でテクニックがいることなのですが、

一定であるために変化のない字になってしまいます。

書道の言葉に、

開けるところは馬も走れるぐらいに徹底して開けて、

閉めるところは水も漏らさないぐらいに徹底的に閉める、

というのがあります。

これと同じで、メリハリのある線を引くことを心がける。

例えば、

私の苗字の「田畑」の「田」という字を書くときに、

・1画目のタテ線は10の力で引き、

・2画目以降は1の力で書く

ようにする。

そうすることで自然と線の太いところ、細いところのメリハリが出てきます。

実際には1や10の力加減はやりすぎになってしまいますが、

書く時はそれぐらいの気持ちでやった方が丁度よかったりします。

硬筆のペン字などではあまり目立つことではありませんが、

これを分かってやっているかで差が出てきます。

上手下手の差というのはそんな小さな差から出てきますので、

ぜひ心がけてやってみるのも良いと思います。

ひらがなを本気で綺麗になりたいあなたへ

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから、または「SYODOUGA」で検索下さい。

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