綺麗な文字の書き方(74)【音楽の流れを書の中にも】

美文字レターバックナンバー

書と音楽は相通じる部分が多いと思います。

書く順番がある程度決まっていたり、やり直しがきかなかったりなど、

似通った部分が結構多いと思うのです。

そういった視点でみると、音楽には「休符」というのがあります。

これは書の場合、例えば「字と字の間」とみることができますし、

また音楽には「アクセント」という強弱というのもあります。

これも書の場合、筆圧の強さはもちろん、墨の多い少ない、筆の遅い速い、など、

2つの異なる性質のものを上手く調和・コラボさせながら一連の流れの中で演奏だったり書いたり。

こういった部分では本当に同じだと思いますし、

実際にそのような視点で書も書いていくと活き活きとしてきます。

「書は動き」も大切と言いますが、

音楽的な視点で書くことでもその大切な動きを出すイメージが付きやすいのではと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから、または「SYODOUGA」で検索下さい。

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