【世界的名画も展示される美術館にて!】2023水明書道展に出品(作品備忘録)&会場に行ってみました

京都水明

私の書道教室でも活用させてもらっている月刊書道「水明誌

それを発行されている水明書道会が毎年主催している京都でも屈指の書道展「水明書展」。

に昨年に引き続き今年も出品させていただき、そして展示されているということで会場へ行ってみました。

展示会場は昨年同様京セラ美術館

展示会場は昨年同様、京都市京セラ美術館にて行われているという事で、昨年から今回で二度目の来場でした。

相変わらずの立派な建物で白を基調とした美しい建築物だと感じます。

ゴッホの絵も展示されるぐらいの格式ある美術館なのですが、そんな場所に展示されるのは昨年同様で光栄なことと感じます。

出品作品(詩題:千本桜・漢字:行草体)

今年の出品作品は以下のようになりました。

何を書いたかの詳しい内容はこちらからぜひご覧いただきたいのですが、

ボカロ曲という今風のYOUTUBEなどでは超有名な曲「千本桜」の歌詞の一節を書いてみました。検索すればすぐに出てくる曲です。

「♪千本桜~夜二紛レ 君ノ声モ届カナイヨ 此処は宴 鋼の檻 その断頭台で見下ろして 三千世界常世の闇…」

と、サビの一番盛り上がる部分をいろんな事情で漢字のみの中国語を行書を草書を織り交ぜて私が書いたらこんな風になりました。

勢いのある激しい曲なので感情を露わにして最初から最後までガガガッと書き流して曲を表現…しようとはしましたが、まだまだ技術が足りないし、表現ができていないと感じます。。修行あるのみです。

ただ書をもっと身近に、そして若い人が書いてみたい!こんな風になるのか!面白い!と思ってもらいたい方針で書いてみましたが、どれだけそれが達成できたかどうかは不明です。。

知人にも「それでも何て書いてあるか分からない。」と言われてしまったので、やはり草書はやめて日本語を書こう、とは思った次第ではあります。(審査とかでも草書は疑義が出やすいらしいし。)

やはり読めてこそ、どんな事が書いてあり、それをどう表現したか?が「書」だと思うので、中国文化の模倣と日本人の魂を表現した芸術の融合はまだまだ道は遠いと感じました。

出品作品2(詩題:月映晴雪・篆刻)

それから昨年も出品していましたが今年も篆刻作品も出品しました。

「月映晴雪(げつえいせいせつ)」

月の光が晴れた日の雪に照り映えている、というような意味でしょうか。当日は夏場の本当に暑い天候でしたが、これを鑑賞していただいて、少しでもヒンヤリとなって…もらえたらいいな…(え?そもそも読めないって?汗)

ちなみに「蘭青(らんせい)」という雅号(ペンネーム)は京都の水明会用の号です。(鹿児島では「光陽(こうよう)」と号しておりました。

今年は生徒さんも出品していただきました!

昨年は来年は生徒さん達にも出品~と言っておりましたが、今年は私の教室の生徒さん達にも出品していただきました。

みんなとても頑張って書いておりました。(書いている風景撮っておけば良かった…)

水明書道会の真骨頂とも言えるこの水明書展ですが、年に1回のこの展覧会で普段の練習の成果を発揮し、そしてそれが格式高い美術館で展示されます。さらに表具もされますので記念としても残るのはとても良いことだと思います。

費用は別途5,000円程度かかりますが…それでも良い思い出になると思いますので、これからも私の教室でおススメしていきたいと思います。

今回、自分の娘以外にも大きな紙に大きな作品を書いてもらいましたが、やはり大きな字で大きく書く練習は拡大練習にもなって非常に良いと感じました。これをまた小さな字、小筆の文字や筆ペン、そしてペン字に反映させていこうと感じました。個人的にも指導をしていく意味では大変意義のあることと思い、この記事を終わろうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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