綺麗な文字の書き方(84)【筆の先・ペン先に力をみなぎらせて書く】

美文字のヒント

このことは、意識しないとなかなかやらない事なのではと思っています。

毛筆でもペン字でも、書いている時に気持ちを集中させて、

「紙を切るように」

書くことが実はとても大切なことです。

とくに毛筆の大きい筆で書くときは、

この感覚を会得するために練習すべき、

と個人的には思っています。

ここ以外でも何度も言っているように、まずは、

「中鋒(ちゅうほう)」

という、

【筆がしっかりと開いた状態】

で線を引けるようになることが、本当の意味で字が綺麗になるための第一歩であり、

真髄であると思います。

とくに毛筆では筆の開き具合が今どうなっているか?という、

手の高感度センサーをフル稼働させて、穂先の状態を常に把握しながら、

決して開き過ぎず、閉じ過ぎず、紙との絶妙なキョリ感で書かなければなりません。

そのために筆先・ペン先に力をみなぎらせて書く、

ということも、たまに思い出してみるのも良いと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法・本当の書を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都で奮闘しております。書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。「SYODOUGA」で検索下さい。

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