綺麗な文字の書き方(85)【筆の先・ペン先に力をみなぎらせて書く】

美文字レターバックナンバー

このことは、意識しないとなかなかやらない事なのではと思っています。

毛筆でもペン字でも、書いている時に気持ちを集中させて、

「紙を切るように」

書くことが実はとても大切なことです。

とくに毛筆の大きい筆で書くときは、

この感覚を会得するために練習すべき、

と個人的には思っています。

ここ以外でも何度も言っているように、まずは、

「中鋒(ちゅうほう)」

という、

【筆がしっかりと開いた状態】

で線を引けるようになることが、本当の意味で字が綺麗になるための第一歩であり、

真髄であると思います。

とくに毛筆では筆の開き具合が今どうなっているか?という、

手の高感度センサーをフル稼働させて、穂先の状態を常に把握しながら、

決して開き過ぎず、閉じ過ぎず、紙との絶妙なキョリ感で書かなければなりません。

そのために筆先・ペン先に力をみなぎらせて書く、

ということも、たまに思い出してみるのも良いと思います。

【ついに解禁!】深掘り書道サロン【登録不要】

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP
CLOSE