1画目と2画目の間を考える
書道の世界では
「1画目が大事」
「1画目で全体が決定される」
みたいな事を言われます。
こう言われるように1画目はとても重要で
1画目がすべてが決定される、というのも確かにそうなのですが、
そこからもう一歩進んで、美しく書くひとつの考えとして、
【1画目と2画目の関係を考える】
ことも大事なことだと思っています。
文字というのはだいたいが
「タテ」「ヨコ」「ナナメ」
の3種類の3つの線を組み合わせてできています。
組み合わせる、ので、
1画目がヨコ線だったら、次はタテ線だったりナナメ線だったりします。
同じ種類だけをずっと書いては
文字にはならないわけで、
違う種類同士を組み合わせるので、
そこに「関係」がでてきます。
要は、
「タテ→ヨコ」は直角ぎみ
「ヨコ→ナナメ」は45度ぎみ
という風に、だいたい基本となる角度が合っているかな?
その角度から、あまりにもかけ離れていないかな?
という画と画の関係のチェックを、
1画目と2画目の最初でしてみるのも良いです。
あまりこういった事を言われるのは少ないのではないでしょうか?
たまにはこういった視点で、書いた後の字を見つめてみるのもよいかと思います。
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