綺麗な文字の書き方⑤【ダブりは良くない】

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ダブりは良くない

これも「漢字」で大事な話ですが、

画数の多い「漢字」では、
「右ハライ」が2回以上出てくる文字があります。

例えば「食」や「森」といった文字などがありますが、
2回以上ある右ハライを、

1ヵ所だけハラって、
そこ以外は止める。

右ハライを2回以上ダブらせない、
繰り返さないことを、
まずは原則にすると良いです。

「クドい」という言葉がありますが、

主張するものが複数あると、なんだか上手くいかない事と同じことだと思います。

主と従の考え方ですが、押さえる所があるからこそ、行くべき所が目立って引き立つ。

そういった部分で「美」というものが醸し出されてくるのかもしれません。

一般的な綺麗な文字というのは「整斉の美」という

整(ととの)えて、斉(そろ)えた美しさ

という事が言われます。

「美」というものはそれだけではないですが、まずは整斉をしっかりと理解してから自分好みに崩した美を追究するのが近道だと思います。

ただ、あくまで原則なので絶対に守らなければ間違い、
というわけではありません。

ですが「手書きの文字」を美しく書くことを目的にすると、

④「メインの画とひかえる画」と同じように、
1ヵ所をのびのびとハライ、それ以外をおさえる、

という事を原則にしていくと、
自然と美文字になっていくと思います。

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田畑明彦

書を学ぶ者、書学者の田畑と申します。30年の書の研究・実践の成果をなるべく分かり易く、ここに残しておきたいと思います。最近はYouTubeがメイン。動画は微妙なニュアンスを伝え易いです。YouTube動画もこのブログにヒモ付けしております。宜しければご覧ください。

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