綺麗な文字の書き方(93)【3連を1・2の3で書いてみる】

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タテ線でもヨコ線でも、3連続になる線(画)は意外と多いです。

3つ連続する線をタテでもヨコでも

【1・2の3というリズムで書いてみる】

のも良いです。

字を書くときというのは、平らな紙の上に書く場合がほとんど。

平面の世界・二次元の世界なので、

立体的な・三次元的な「動き」をするという視点が抜けがちです。

その具体的な方法としてまずは、

【1・2の3というリズムで書いてみる】

というのをぜひおススメしたいです。

例えば「三」というヨコ線が3連続する字を、1・2の3というリズム・動きで書いてみる。

「ヨコ3連の角度を変えてみる」という事を前回お伝えしていますが、

その微妙な角度の変化にプラスして、線を書いていく時、画を配置していく時の動きに変化を付けてみる、ということです。

単調に123と書いていくのではなく、1・2の3だったり、1の2・3だったり、大切なのは見た目どおり単調に書くのではなく、変則的に変化をつけた動きで書くということ。

こういった事を心がけていると、あなただけの独自のリズムだったり「間」というのが出てきます。

この独自のリズムこそがあなたらしい美しい字を形づくるとても大切な要素です。

ひょっとしたら無意識にやっているかもしれませんが、意識的にやる事で目に見えて変化が出てきます。

ぜひ意識してやってみて下さい。

本気で書を学びたい方のみ、ご覧下さい。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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