綺麗な文字の書き方㉗【忙しい中にも、どこかゆとりを】

美文字レターバックナンバー

忙しい中にも、どこかゆとりを

ボールペンや万年筆で字を書く「ペン字」の場合

練習以外では、ほとんどメモ書きなどでささっと書く
シチュエーションが多いと思います。

行書風になる事も多いと思いますが、
そうなってしまうということは、ペンの動きもとにかく速いはずです。

メモを取ったり、テストの時だったり、
「走り書き」とも言いますが、

忙しい書き方で実際にそんな気持ちで書いてしまうと思います。

なのでつい、字の形がくずれてしまったり、
練習どおりの整った字を書くことの難易度も上がります。

そこで一つの対策として、

「書いている中で、どこかにゆとりを持って書く」

ようにするのも良いです。

急の中に閑を持つ、とも言えますが、

ささっと素早くペンを動かしていく中にも
心の中にどこか落ち着いている場所を作る。

難しい事ですが、そういった気持ちで書くようにする事が大切です。

なんだか矛盾した事ですが、
心の片隅に置いて書くようにするのも良いと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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