綺麗な文字の書き方(72)【ハネやハライはアクセント・飾り】

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トメハネという言葉があります。

ここはちゃんと止める、とか、

ここはしっかりとハネる、とか厳しく言われたりもします。

「ハネ」に関して、それは決して間違いではないのですが、本来的な事を言うと、

「ハネ・ハライは字の中のアクセント」

なのです。

また、

「装飾的な飾り」

とも言えます。

象形文字とも言われる篆書の文字には、ハネやハライはありません。

なので全ての画が「トメ」てあります。

長い永い歴史の中で「文字を速く美しく書こう」という流れにもなってきて、

そういった中で

・ハネ・ハライをアクセントに

・ハネ・ハライを見せ場(装飾的な飾り)に

という筆を使って美しく書くための技が編み出されました。

ハネ・ハライがあると速く書くことができますし、

線の先が細くなるので変化が出て、美しさが増します。

そういう事を分かった上で、

字を書く流れの中でのアクセントだったり飾りという位置付けで書くようにするのも、

また一段上の美しい文字の書き方となると思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから、または「SYODOUGA」で検索下さい。

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