綺麗な文字の書き方(73)【ハライの方向を微妙に変えてみる】

美文字レターバックナンバー

漢字の中には一文字の中で「左ハライ」が複数あるものがあります。

部首で言えば「ぎょうにんべん(行)」だったり、「さんづくり(杉・影)」だったり、

漢字で言えば太陽の「陽」だったり、「愛」だったり。

同じ左下へハラっていくものですが、

それを「意識して微妙にハラう角度を変えてみる」と良いです。

同じ理由で「右ハライ」もそうで、

この場合は一文字の中ではなく、

例えば「渡辺」という名字があった場合どちらも右ハライがありますが、

それぞれの右ハライの角度が同じにならないように、微妙に変えてみる。そういうクセを付けてみる。

単調にならないように、意識して変化を付けてみるようにする。

必ずやらなければいけないわけではありませんが、

連続する「ハライ」の方向を微妙に変えてみるだけでも変化が出て美しくなります。

地味で言われなければ気付かないコトですが、

そういった部分を分かって書くことが、美文字に書く本当のポイントかもしれません。

ひらがなを本気で綺麗になりたいあなたへ

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから、または「SYODOUGA」で検索下さい。

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