綺麗な文字の書き方(51)【普段の練習の体裁も美しく】

美文字レターバックナンバー

普段の練習をする時、1字1字をよく観て書くことと思います。

ですが1文字ずつをよく観察して書くあまり、

全体がついおろそかになりがちです。

1字をよく観察して書くはもちろん必要なことですが、

例えば2文字や3文字の言葉として、

1行の文章として、それらが集まって全体として、

美しく書くという練習も合わせてすべきです。

もちろんそういう事はやってますよ、

という事であれば何も問題はありませんが、

古典の臨書などをしている時はついつい1字をいかにそっくりに書けるか、

という事に集中してしまい、全体がおろそかになりがちです。

1字はもちろんしっかりと書けていながら、

全体としてトータルとしてもバランスよく取れて書けていることも、

美しい字とされるには必須なことです。

毛筆で半紙に5・6文字書く時などでも、全体としての美しさというのは

それはそれで訓練しないとなかなかできないことなので、

もしやっていなければ今日からでも合わせて練習してみるのも良いと思います。

綺麗な字を書く方法を定期レターでお届け。登録無料です。

田畑明彦

書を学ぶ者、書学者の田畑と申します。30年の書の研究・実践の成果をなるべく分かり易く、ここに残しておきたいと思います。最近はYouTubeがメイン。動画は微妙なニュアンスを伝え易いです。YouTube動画もこのブログにヒモ付けしております。宜しければご覧ください。

特集記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP
CLOSE