綺麗な文字の書き方(51)【普段の練習の体裁も美しく】

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普段の練習をする時、1字1字をよく観て書くことと思います。

ですが1文字ずつをよく観察して書くあまり、

全体がついおろそかになりがちです。

1字をよく観察して書くはもちろん必要なことですが、

例えば2文字や3文字の言葉として、

1行の文章として、それらが集まって全体として、

美しく書くという練習も合わせてすべきです。

もちろんそういう事はやってますよ、

という事であれば何も問題はありませんが、

古典の臨書などをしている時はついつい1字をいかにそっくりに書けるか、

という事に集中してしまい、全体がおろそかになりがちです。

1字はもちろんしっかりと書けていながら、

全体としてトータルとしてもバランスよく取れて書けていることも、

美しい字とされるには必須なことです。

毛筆で半紙に5・6文字書く時などでも、全体としての美しさというのは

それはそれで訓練しないとなかなかできないことなので、

もしやっていなければ今日からでも合わせて練習してみるのも良いと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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