【この筆ペンが書きやすい!!】書道歴30年の師範が良いと感じた筆ペン(ぺんてるさんの筆ペン)

著者近況

便利な筆ペン。どれが一番書きやすいか比較してみました。

いろんな筆ペンを書き比べてみました。

やっぱり日常生活で一番使うのは筆ペンだよな…

結婚式の祝儀やお葬式の香典に名前を書く時は筆ペンが便利です。

そういった時ほど時間が無くて忙しいわけで、筆ペンでささっと書けるのはやはり良いものです。

書道をやっている人間として、やはり実際の筆には及ばないとは感じるものの、これからの時代は筆ペン書としてのジャンルは追究していくべきと感じます。

そこで書を30年以上もやっている著者が、ぺんてるさんの筆ペンを中心にまとめ買いして書き比べてみた結果を報告したいと思います。

(実際のところはいろんなメーカーさんから筆ペンが出されているようですが、文具のお店ではぺんてる筆ペンがけっこうな広さで販売スペースを占めています。

今回はその中での私の書きやすかった感想(実際の筆の書き味に一番近かったもの)を紹介したと思います。)

結論!「つみ穗」が書きやすい!

先に結論から、

「つみ穗」が一番書きやすかったです!

別に似た名前に「すき穗」がありますが「つみ穗」の方になります。

その次が「中字」になるかな、という率直な感想です。

今回書き比べたのは、

・ぺんてる筆「極細」

・ぺんてる筆「中字」

・ぺんてる筆「太字」

・ぺんてる筆「和紙用」

・ぺんてる筆「すき穗」

・ぺんてる筆「つみ穗」

の6本でした。

ペン先を並べて比べてみた写真

上の写真のように、

ペン先のサイズは大きく分けて3種類の見た目

「すごく細い」「中ぐらい」「太い」の3つの太さの見た目です。

これほどのラインナップがあるという事は、実際問題、用途として何に使うか?という事になります。

今回の私の基準は、

「冠婚葬祭での名前書き・年賀状の宛名住所書きなどで一番良さそうな筆ペンはどれが良いか?」

という事で選んでみました。

それでいくとペン先のサイズは中ぐらいの「中字サイズ」が良いようです。

そうなるとそのサイズは4つあります。

・ぺんてる筆「中字」

・ぺんてる筆「和紙用」

・ぺんてる筆「すき穗」

・ぺんてる筆「つみ穗」

の4つ。

このうち「和紙用」はその名のとおり、半紙などの書道用の紙(要は和紙)に書くように設計されているため、

墨(顔料インク)の出がすごく良くて、墨加減がなかなか難しいです。

何度が使っているうちに馴染んでくると思います。

そうなると「中字」「すき穗」「つみ穗」の3つになりますが、

名前から想像するに、「すき穗」「つみ穗」は「中字」をベースにペン先の人工毛に改良と加えたものだと考えられます。

この2つを書き比べてみた所、私としては「つみ穗」が一番筆で書く感覚に近いものがありましたし、書きやすかったです。

筆ペンに対する私の昔からのイメージとして

「筆先がピンピンして跳ねてどうにも具合が悪い」

というものがありました。

この辺は人工毛のプラスチック製のせいか、一番大切な穂先が必要以上に固めな感じでどうにも苦手でした。

しかし「つみ穗」に関してはそれがかなり抑えられ、実際の筆に近いものがあり、なおかつ書きやすいと感じました。(穂先を摘んであるから「つみ穗」なのかな?)

これを気に入って宛名書きを約100枚程度書きましたが、全然まだまだ書けますし、

なにより値段が安い(買った時の値段は550円(税込))のでこれは本当に良いです。

実際の小筆だと800円以上とかするし、すぐダメになるし・・・で、祝儀や香典袋、年賀状の住所の宛名書きなどには素晴らしく良いものだと思います。

それでも実際の筆の絶妙な柔らかさには及ばないとは感じますが、そこは用途に応じて使い分ければ良いと思います。

まとめ

そういうわけで一番のオススメは「つみ穗」という結果になりました。

実際のところはさまざまなメーカーさんからいろんな筆ペンが出されていますが、ぺんてるさんの筆ペンも結構な種類があります。

その中の一部ではありますが、

「冠婚葬祭用の名前書きや、年賀状の宛名住所書きはどれが良いか?」

といった視点で、あくまで私の感想ですが、今回はこのような報告になります。

また今後も書きやすいものがあったらこのブログで発信していきます。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。字は誰でも綺麗になれる!という想いから分かり易い美文字法を発信していきます。書を始めて30年以上、脱サラして書で身を立てるべく京都の住まいから地元鹿児島へ戻りさらに奮闘中!書の勉強の果ての日本語を美しく書けるようになりたい!百聞は一見にしかず。動画にて美文字の解説しております。下↓のYouTubeボタンから。

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