ひらがな「ん」書き方解説(教材DL可・動画付き)

ひらがな

ひらがな「ん」を書く時の極意

今回はひらがな「ん」です。

ひらがな「ん」は、1画のヒトフデガキのシンプルな字ですが、一番の極意は前半と後半でメリハリをつけてリズムよく書くことです。

「ん」の前半はカクカクするようにカクばらせるようにして、後半は丸っこく書くようにすると上手くいきます。

その辺りを中心にご説明&ご紹介してまいります。

シルエットは三角形

まずはシルエットとしての全体像をとらえていただきたいのですが、

ひらがな「ん」のシルエットは「三角形」

になります。

「ん」シルエット

書くときに一瞬で良いので、だいたいの形が三角形になるようにイメージして書くようにすると良いです。

最初はタテ気味に

まずは最初のタテぎみの線ですが、

タテ線はあまり寝かさないようにして、タテ気味に書く

ようにすると良いです。

最初のタテ画

あまり寝かして書くとおかしくなってしまいますが、だからといって垂直のまっすぐでもダメなので、しいて言うならだいたい75度ぐらいの角度になります。

それでもあまり75という数字にこだわらないで、自然にタテ気味に書くよう心がけると良いです。

折り返しはしっかりと

次に折り返して書いていきますが、「ん」は折り返しポイントが2か所あります。

折り返しポイントは少しダブらせて、しっかり折り返す

ようにすることが大事です。

しっかり折り返す

2か所ある折り返しポイントで、それぞれ画像の赤ペンのような動きでくるっと少し巻き込むようにダブらせて書くのがコツです。

しっかりと折り返して「ケジメ」をつけて書くようにすると、なお良いです。

「ん」を書く場合ここまでを前半として、ペンの動きがカクッカクッとなるように固い動きで書くようにすると良いです。

ローマ字の「U」を書くように

ここからを後半としますが、後半部分は

ローマ字の「U」を書くように丸っこく

書くようにすると良いです。

後半の書き方1

2か所目の折り返しをきっちりした後は、そのまま「U]の文字を書くようにして右上にハネ上げて書くと良いです。

最後のハネ上げは、紙からゆっくりと離れていくようにすると良いです。紙からペンが離れる瞬間もとても大事ですので、ぜひ心がけていただきたい部分です。

ここの後半部分では、丸っこい動きで前半と対称的な動きで書くようにするとメリハリが出てきれいな「ん」が書けるようになります。

私が小さい頃に通っていた書道教室で先生に教えていただいたことに、この部分は「お水がこぼれないように書こうね」というのを今もはっきりと覚えています。

コップに入ったお水

「U]の文字を書くようにと同じことですが、やはり年が一ケタや十代の頃に教わった事というのは、大人になってからでも結構よく覚えているものです。

もしこのブログを読んでいただいている方に小さい子どもさんがいれば、ぜひこれだけでも良いので教えてあげていただきたいです。

こういったポイントさえ押さえておけば、大人の我流な字になってしまっても美しさキレイさというのはどこか保てるのではないかと私は思います。

「ん」は「无=無」漢字の成り立ち

ひらがな「ん」の書体の流れは以下のとおりです。

ひらがな「ん」書体の流れ

「ん」の元になった漢字「楷書」は「无=無」です。

「无」という字は、「ない」「む」と読みます。常用漢字ではないのであまり馴染の薄い字ですが「無」と同じ字で、有る無しの「ない」を表す字です。

「无」という字は、

【解字】

仮借。もと、舞の字と同形で、人の舞う姿にかたどり、まいの意味を表したが、借りて「ない」の意味に用いる。

「新 漢語林 米山寅太郎 蒲田 正 著」

というように字典には載っています。

「仮借(かしゃ)」というのは、一種の「当て字」みたいなものだと思ってください。「よろしく」を「夜露四苦」と漢字の音を当てたりする、文字のつくり方のひとつです。

「无」「無」「舞」の3つの文字はそれぞれ「篆書(てんしょ)」の字体は同じものがあったりします。

篆書(てんしょ)を見ていただいたときに、この字は「人が両手に飾りを付けて踊る姿」の形を取っています。お祭りの時に踊り子が手足にヒラヒラを付けて踊っている様子を想像していただきたいのですが、そこから来ています。

「無」と「舞」の字の形はよく似ていますが、「舞」の下の部分の「舛」は左足と右足の「両足」の形からきていて、意味がカブッているので「足」をくっつけて「舞」という字にしたようです。

ひらがな「ん」は草書(そうしょ)の「无」の形からきていますが、草書(そうしょ)の「无」を見たときに、どんどん省略していけばひらがな「ん」ができたのも納得できるのではと思います。

そもそも「ひらがな」は「日本語で出す音(声)を当てた字」ですが、「んー」とか「むー」というのは、よく似た音(声)です。

「ん」はどちらかというと「うなり声」に近いものがあって、モノの名前を表すものではないです。(しりとりでも最後に「ん」がつくと負けですし。)

そのせいか今回「ん」を調べるにあたっては「いろはにほへと~」の最後に「ん」が載ってない字典があったり、なかなか苦労しました。

学校で習う「ひらがな50音」の最後は「ん」ですが、「いろはにほへと~」の「いろは歌」の最後に「ん」はどうやら無いのもあるようで、実は「いろは歌」の最後の文字は「す」でもなくて「京」らしいです。その理由として「京」と書いて「かなどめ」と読むらしいです。

あれこれと長くなってしまいましたが、ひらがな「ん」の元になった字は「无=無」なんだということだけでも覚えておくと良いと思います。

楷書・行書それぞれに合わせるには

楷書(かいしょ)と行書(ぎょうしょ)に合うひらがな「ん」を考えた場合ですが、

・「楷書」は「直線的」に

・「行書」は「曲線的」に

です。

楷書行書に合わせる

ほとんど変わりませんが…そういった気持ちで書くことが大事です!。。

ヨコ書きの「无」を考えた場合

ひらがなをヨコ書きして「美しく書く」ことを考えた時に、いろいろと問題が多いと私は考えているのですが、

ひらがな「ん」の場合は、最後を右へと出して終わる字なので支障は無いと考えます。

ヨコ書きの「ん」

右へ右へと気持ちよくつなげられて、むしろタテ書きの方が支障があるぐらいなので、ヨコ書きに関しては問題ないと考えます。

まとめ

  • シルエットは三角形
  • 最初はタテ気味に
  • 折り返しはしっかりと
  • ローマ字の「U」を書くように

「ん」まとめ

ひらがな「ん」を書くときには、「スッと入って、かくっかくっ、シュワ―ン」というようなリズムで書くようにしてみると上手くいくと思います。要所要所のポイントも大事ですが、それを取り込んだ後はリズミカルに思い切って書くようにしていただきたいです。

ひらがな「ん」解説動画

 

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文字の形も、もちろん大切ですが、ペン先の微妙な動きにも注目していただけるとありがたいです。

 

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