綺麗な文字の書き方(55)【ハネた後に空中でペンを止める】

美文字レターバックナンバー

ペンでも毛筆でも同じ動きをすると良いのですが、

【ハネを行った後、空中で筆の動きを止める】

ような感じにすると良いです。

これは「トンスートン」の3つの動きで

線を引いて、画を書いて下さいとお伝えしている中での

「ハネ」の「おわりのトン」の動きになります。

おそらくは言われなければ、意識しなければ、

ハラった後というのはそのまま空へと動かしたままになっていると思います。

「空収(くうしゅう)」という、空で収めるという書道の言葉があるのですが、

ハネでもハライでも、この空収という空中で一度止める動きというのが、

地味な事ですがとても大事なことです。

かくいう私も忘れがちなのですが、

画のそれぞれに気持ちの節(ふし)を付ける

というのは忘れないように心がけています。

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田畑明彦

書を学ぶ者、書学者の田畑と申します。30年の書の研究・実践の成果をなるべく分かり易く、ここに残しておきたいと思います。最近はYouTubeがメイン。動画は微妙なニュアンスを伝え易いです。YouTube動画もこのブログにヒモ付けしております。宜しければご覧ください。

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