ゆったり書くクセを付けよう
これはそのままの意味なのですが、
「心がけよう」というレベルではなく
「クセを付けよう」とだいぶ強くお伝えしたい事です。
クセにして欲しいぐらい、美しく書くという事において大切な事です。
逆にゆったり書くと、美しく、丁寧になります。
テストの答えを「カカカカカッ!」と机を叩くように速く書かないといけない時は別ですが、
とくに急ぐ必要のない時、自分の署名をされる時などは、
急いで書いてもゆったり書いても、
ほんの数秒しか変わらないはずです。
「読んでもらう字、見てもらう字」でもお伝えしたとおり、
字というのは書き終わった瞬間からひとりでに情報を発信しだします。
何かを成す、という成功の「成」という字がありますが、
この字は
「戊」は、ハンマーの形を
「丁」は、杭とか釘の形を表しています。
何かを成し遂げた時に、金字塔を打ち立てるとかいいますし、ローマは一日にして成らずという言葉もあります。
字を書く時でもある程度は時間をかけて、成すように、ハンマーで杭を打ち込むようにして書くと、自然と時間がかかって書くスピードもゆったりになってきます。
なので美しく書くためにはなるべく「ゆったり」をクセにしていただきたいと思います。
そして「ゆっくり」ではなく「ゆったり」とお伝えしているのは、私自身がなかなか「ゆっくり」書けないからで、ついつい速く書いてしまいがちです。
「ゆっくり」ではなく「ゆったり」なら、なんか出来そうという想いからお伝えしました。
ぜひとも「ゆったり」書くクセをつけていただきたいです。
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