綺麗な文字の書き方(56)【ハネを書く時は○○から逃がすように】

美文字レターバックナンバー

ハネを書く時にとても大切だと思うコツを最近発見したのですが、

「ハネる瞬間に穂先から先に逃がすように、抜けるように書く」

ようにすると上手くいく事が分かりました。

ハネの、特に「戈法(かほう)」と呼ばれる漢字パーツがあります。

例えば時代の「代」だったり、武士の「武」だったり、お城の「城」などの、

右上にハネる動きをのハネです。

私はあまりこのハネが上手く書けなくて好きではないのですが、

ハネる瞬間(ほんの一瞬)に、筆で一番長い毛(命毛といいます)を

一番先に紙から離れる気持ちで書く、

穂先を先に逃がす、抜くように書く、

このようにすると、良い感じに書けます。

ほかにに「風」の2画目だったり、

意外と無いようであるこの右上へのハネはこの方法でやってみると

良い具合で書けると思います。

タイミングが上手く合うと、綺麗なハネを書くことができます。

ぜひお試しいただきたいと思います。

本気で書を学びたい方のみ、ご覧下さい。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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