綺麗な文字の書き方③【マッキーペン書きのススメ】

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マッキーペン書きのススメ

②のエンピツ書きと同じような目的でおススメしたいのが、

「たまにはマッキーペンで書いてみませんか?」

ということ。

今の時代ひょっとしたらエンピツで書くよりも、マッキーペンなどの油性マジックで書く機会が多いかもしれません。

その練習も兼ねて、例えばご自分の名前でも良いのでマッキーペンで書いてみるのも良いです。

書いてみると気が付くかもしれませんが、ボールペンなどと比べて自然と書く文字が大きくなると思います。

ペン先がかなり太いので自然と大きな字になると思いますが、

この「大きく書く」ことも大事なことです。

大きい字でも小さい字でもどちらも練習することはとても大事で、

とくに大きい字を書く場合、手全体だったり、腕全体だったり、ともすると上半身全体だったりと、可動させて書く部分が大きくなってきます。

そういう中で「肩を支点にして書く」ということが重要です。

ペン字ではあまり必要とはしない「肩支点の動きで書く」というのは、毛筆では必須です。

ちなみに草書(そうしょ)を書く場合、一度このマッキー書きで筆脈・筆の経路を練習して書くのも良いです。

実はペン字でも「肩支点」で書くのが綺麗な文字を書くことは、あまり知られていない秘訣だったりします。

ストロークの長い線などはこの「肩支点」で書くようにすると、活き活きとした動きのある線が引けるようになります。

そんな大きい字ですが…ひょっとしたら、ヘタに見えてしまう事もあるかもしれません。

実は大きく書くとアラが目立ってしまってボールペンの時などには気付かない細かな部分が、自然と拡大されてしまいます。

「トンスートン」がきちんとされていないと、なんだかヘンに見える…という事も、より際立ちます。

逆に言うと、マッキーペン書きでそれなりに書けるようになると、ボールペン書きのレベルも勝手に上がります。

また結婚式やお通夜の時など、場所によってはフェルトペンのちょっと太めのペンで書かないといけない場合もあります。

そういった時のための練習にもなると思います。

なのでこの「マッキーペンでたまに練習」をすることをぜひおススメしたいと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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