●型は極め過ぎても良くない
書に限った話ではないですが、
型(フォーム)だったり基本をまずは極めようとするベクトルは第一歩としてとても大切なことです。
ですがその方向性の一つの用心として、
【型を極め過ぎても良くない】
ということ。
書の世界では「唐の時代」という、中国の書道の歴史の中でも文化が最高に高まった時代があります。
その唐の時代の「楷書」を規範とすべき、というのがあります。
確かにそれは一理あるのですが、そこだけに規範や基本を求め続けるのは良くないと最近とくに感じます。
基本というのは確かに大事なのはそうなのですが、
あまりに極め過ぎると固まってしまいがちです。
「型破り」という言葉もあるように、一定のレベルに達したらそこを打ち破るような練習だったり、
また別な規範を求める旅に出るのも良いと思います。
書は奥深いのでなにも唐の時代だけが規範ではないです。
という、少し専門的な事ですが、そういった面もあるということをどこかで分かっておくのも大切だと思います。
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