【私事で恐縮ですが…】京都から鹿児島へ引っ越しました

著者近況

私事で本当に恐縮なのですが、京都から鹿児島へ引っ越しました。

いろいろと考えましたが、一番の理由は親孝行をするためです。

昨年あたりから母の具合が良くなく、電話口でいろいろと父には言うもののなかなか良い状態とは言えないうえに、私は長男であるためやはり親の事は…という想いがずっとありました。

もともと京都で書で身を立てるという決意で飛び出しましたが、そういった勝手ができたのも親のおかげ、恩を返さねばという気持ちもずっとありました。

またコロナで世の中が変わってネットの力を介して場所を選ばずに生計を立てることができる、というハードルが下がったというのも一つの理由になりました。

書の勉強をしていると、道教や儒教の教えを知る機会があります。とくに儒教には「親を敬いなさい」ということが重要なこととして説かれていますが、

別に私は特定の宗教に入信しているというわけではなく、単純に自分の行いは自分にいずれ返ってくる、という考えがあります。それが良いことでも悪いことでも。

8050問題という介護の問題もありますが、その先手を打つためにも今のうちにという想いがありました。

それに孝行した時に親はなし、ということ事をよく聞きますが、一度しかない人生を後悔したくないと思ったわけです。

【書は技術よりも書いたその人の生き様が出る】

テクニックうんぬんはもちろん大切だけれど、その人の人生や生き様がまざまざと、リアルに現れるのが書だと思います。

鹿児島に帰ってきて改めて思うのは、西郷隆盛、西郷さんの評価がとても高いということ。

鹿児島と言えば桜島。この日も元気に噴火していました。

久しぶりに帰ってきて電子マネーのpaypayを文字った?ものは分かりませんが「payどん」という(西郷さんの事を西郷どんと言います)西郷さんにちなんだであろう鹿児島ローカル電子マネーをあるぐらい、

西郷隆盛という人の評価は、やはりその生き様が立派だからこそなのだと思います。

私もそういった生き方に少しでも近づけるように、鹿児島の地で書の魅力の発信や活動を続けて行こうと思います。

こんな所まで読んでいただいてありがとうございます。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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