綺麗な文字の書き方(70)【容量(メモリー)が多いのが「漢字」少ないのが「ひらがな」】

美文字レターバックナンバー

日本語というのは「漢字」と「ひらがな・カタカナ」を組み合わせて書きます。

私は書道をやっている者として、でも、日本人として、日本語を美しく綺麗に書けるように研究していますが、

・画数が多いのは「漢字」

・画数が少ないのは「ひらがな・カタカナ」

と言えます。

また、

・画数が多いのは「重く」なり

・画数が少ないのは「軽く」なり

ます。

今さらで当たり前なのですが、日本語を書いていると、

漢字は書くのに時間がかかる=ゆっくり

ひらがなはさらさらと早く書ける=スピーディ

になります。

よくパソコンの言葉に容量(メモリー)というのがあって、

重いだとか軽いだとか言ったりもしますが、

漢字は処理(書くときの時間)が重くて、

ひらがなは処理が軽い、

わけです。

そんな風に、漢字・ひらがなを組み合わせて文章を書くときに、

漢字はゆっくり、

ひらがなはさらさらと速く、

という、2つの性質をあらためて理解して書くようにするのも良いと思います。

2つ以上の異なる性質を上手く融合・調和させる、

という概念や感覚こそが、綺麗な字を書くための本当になると思います。

本気で書を学びたい方のみ、ご覧下さい。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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