難しいタテ画の書き方
タテの画は難しいと言われます。
事実、その通りだと思いますし、
なにより少しの誤差も許してくれないのは
楷書の性質もあいまってさらに難しくしています。
そんな難しいタテ画ですが、書き方として
「自分のおヘソに向かうイメージで」
「とにかくゆっくりと書く」
ことがポイントです。
ペンを持つ手全体を、おヘソへとじっくりゆっくりと進めていくように書くと良いです。
これは筆ペンや毛筆で書く時も同じです。
そもそも、人間の手の構造的には、左右の動きはラクにできますが、
タテの動きというのは難しいものです。
垂直という、90度の角度という数字もあるせいで誤差を許してくれない上に、
見た目で「アレ?斜めになってる?」と気付きやすいのも拍車をかけています。
私の経験上でも、タテ画だけはまっすぐに書いた方が良いように感じます。
篆書や隷書はもちろんですが、楷書や行書・草書、
そして仮名にしても、タテ画は垂直を原則にした方が無難です。
タテを斜め気味に書く場合は、それを計算に入れて、
どこかでバランスを取る画を設けると良いです。
字を書く時には避けられないタテ画ですが、
気持ちを込めて、ゆっくり書く
と良いと思います。
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