綺麗な文字の書き方㊶【紙の裏から、自分の字を見てみる】

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紙の裏から、自分の字を見てみる

たまには自分の書いた字を裏から透かして見るのも良いです。

毛筆ではペラっとめくればそのまま裏返しの字を見ることができますし、

ペン字や筆ペンなどでは普通の紙で分かりにくいので、窓に当ててみて透かしてみると良いです。

そうすることで、反転した字になります。

これは、よく美術などのデッサンが狂っていないか?という事をチェックする時の方法なのですが、

マンガ(昔はよく書いていました)を書く時に、原稿用紙を裏から透かしてキャラクターなどのデッサンのチェックにも使っていました。

これを字を書いた後のチェックにも使うと良いと思うのです。

パソコンの字などの活字は左右対称なものもありますが、手書きの文字というのはそうではありません。

左右のバランスが上手く取れているか?というのは、この方法という視点でチェックしてみるのも良いと思います。

とくに左右に展開するハライの角度など、通常、気が付かなった事に気付けたります。

感覚的に「あれ?微妙に角度が良くない…?」など、

この「感覚的に」がとても大切だと思うのですが、

書を理解するという意味ではこの感覚がすごく大事です。

このデッサンチェック法、たまにはやってみるのも良いと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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