基本の「キ」から深掘りする書道講座「深掘り書道サロン」の内容をこちらからもテキスト化してご紹介いたします。
さらにこのサロン内で取り上げている内容には「芸舟双楫(げいしゅうそうしゅう)」という、書家ならば絶対に読むべき内容を多く盛り込んでいます。書を志す方、必見必読です。
第1回は
日本人は誰も知らない?!本当の筆の持ち方・執筆法の真髄【字を書く前に#1】
ということで、
書においてあまり重要視されていない「執筆法」という、書く時の筆の持ち方や構え方。
でも実は徹底的に追求すべき、それもまずは一番初めに追求すべきことです。
野球のピッチャーは投げた後の球ももちろん大事ですが、その球を投げる投球フォームを苦心して矯正・研究していきます。
それと全く同じことで、美しい形の字を書けるようになるには、美しく、理に適った筆の持ち方を追求すべきです。
中国人と日本人の筆の持ち方は違うと言われますが、いろいろと学んだ今の時点では、
「日本人の方が筆の持ち方を忘れているのでは。」
と感じています。
3千年とも4千年とも言われる中国の歴史、日本の歴史ももちろん尊重しなければなりませんが、
こと書においては中国の書論を踏襲する方がはるかに効率が良いし、今更日本人独自の執筆法なんて編み出すことも検証する必要もないです。
ぜひ動画講義で知っていただき、単純に指の掛け方ではない、奥にある執筆の意味を知って下さい。
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