【書の矯正は必要なの?】それでも知ってほしい書の知識のこと

書全般

書の矯正って必要?

私のことで恐縮ですが、私自身、書という何だか良く分からないものが好きで続けてきて、もう33年ぐらいになります。

書の世界では私はまだまだ若手の部類にはなるのでしょうが、古典という1,000年以上も昔に書かれた名品をずっと見続けていて、腕はともかくとして、見る目(見えるもの)が最近変わってきたと感じるのです。

綺麗な文字に矯正する必要があるのか…?【書道講師として思うこと】

という記事と同じような内容になるのですが、

書の矯正って必要?

という、書に携わる人間としては、その根幹をゆるがすような気持ちを抱くことが多いのです。

ここの答えというのは、先に申し上げますと、

必要だけど、必要じゃないが多い

という事になります。

矛盾してて分けわからんと言われると思いますが、現時点では「そうとしか言えない」のですが、このことについて、今現在思うことをまとめてみようと思います。

自分語りな内容でつまらないかもしれませんので、興味のない方はここで離脱をお願いします…。

「私」を知ってもらうために…

最近、ツイッターやインスタというのを熱心に始めてはいるのですが、本来の私はあまり目立ちたいと思う人間ではありません。(ホントはプロフィールとかの顔写真もものすごーく嫌なのです。。)

でも商売でも「見つけてもらえない商品は、無いのと同じ」という言葉に衝撃を受けて、

なんとか「私」という人間がどんな事をやっているのか「見つけてもらうために」「存在するために」行っています。

ちなみにブログをやっているのも、私なりの書理論をウェブ上に残しておけば、誰かに見つけてもらえるかも…という期待でやっています。形にして残して伝えたいのは誰しもそうなのかもしれません。

インスタは大好きな熱帯魚の写真や動画をいいね!やフォローしまくっていたら、いつの間にかフォロワーの方も増えてきましたのにはビックリでこれが本来的な楽しみ方なのかもしれません。

それに準ずるようなカタチで、私という人間を知ってもらう、見つけてもらうためにツイッターも始めているのですが、

そこでは自分で書かれた字を上げている方もたくさんいらっしゃいます。

一生懸命書かれている字のなんと「良い」ことか…

いろいろな方がいますが、書道をやっていますという方はもちろん上手だと思うのですが、そうではなくてガラスペンや万年筆で活字を一生懸命見て、自分の字として言葉を書いている方のなんとも良い字であることか…

と、心の底から「いいね!」を押すことが多いです。

実際に「良か~」と声に出してボタンを押してしまいます。

そういう方は結構な確率で練習不足というような事を言われていますが、本当にそんな事ないと思うのです。

私は「上手な字よりも、良い字」という言葉をLINEの見出しにもしているのですが、

このブログでお伝えしたい一番はこのことです。

でもそれだと、

「じゃあ字なんて別に習うまではないじゃん?」

という事になってしまうのです。

私はこのブログのいろんな所で「人にモノを教える事のムズカシサ」を書いておりますが、

「習う必要はあるけど、ないかもしれない。」という事になってしまいます。

習う必要は最低限で、それ以外は必要がない。

でもその最低限を教える事がムズカシイ・・・となります。

一般的な教え方というと語弊という言葉の弊害がありますが、良い字を書く上で知らなければならない事は、すごくシンプルだとも思います。

ですがそのシンプルさゆえに、理解する事がムズカシイのだとも思います。

シンプルを教える事のみに注力する

書だったり字だったり言葉だったり、ホントはもっと自由なのだと思います。

子どもの描く絵が純真で心が洗われると感じるのを同じように、書・字・言葉にも同じことが言えるのだと思います。

人にモノを教える事のムズカシサ

ゆえに、いろんな必要ない事までが入り込んでしまっているのだとも感じます。

シンプルを教える事のみに力を注ぎこむこと

が大事なのかなと思います。

2対8の法則があるように、2というシンプルな事を伝えるために、8のたくさんの複雑な事を伝える必要があるのだと思います。

でもその8の事は、惑わさずに2のシンプルにすべて通じている必要があります。

2のシンプルを伝えるために…

というわけで、脈絡もなく、なんだか感じて思う事だけを書いてきた記事になりましたが、

ここまでお読みいただいてる方がいらっしゃるかは分かりません。自己満な記事で申し訳ないですが、

その

2のシンプルを伝えるため

に、私がまとめたモノがあります。

詳しくはここからご覧いただきたいのですが、

ぜひ聴いて観ていただきたいのです。

ですがシンプルすぎて、舌足らずの部分があるのは申し訳ないのですが、

もし宜しければ、「どう感じたか?」や「他に何を知りたくなったか?」などなど、感想などいただけるとありがたいです。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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