【日本習字】202312六朝体競書「心和得天真」【六朝楷書はあくまで蔵鋒が大切です】

日本習字

日本習字さん2023.12月号、六朝楷書の課題を字幕付きで解説してみました。

六朝体という、文字どおり中国の六朝時代の楷書ですが、

楷書は唐の時代から習うのが良いとされています。

それは一理あるとは思いますが、楷書をその唐の時代のままで終わってはいけないと思います。

日本習字さんは六朝体楷書という課題を提示する月がありますが、これは非常に良いと思います。

唐の楷書は規則性が強く習いやすい面が確かにありますが、ルールが厳しいが故に自由さがなくなってしまい窮屈になってしまいがちです。

そして「習気」という「習いグセ」のようなものも長くやると付いてしまいます。(私がそうです。)

それを払うという意味でも六朝時代の楷書とされるものは絶対にやるべきと思います。(骨法は唐の楷書よりもさらに強いですし。)

六朝の碑は画を角ばらせて力強さを出す北魏楷書が有名ですが、用心すべきはあくまで蔵鋒をベースとしなければのっぺりとした線になってしまいます。

【塗るように字は書いてはいけない】

という書で一番やってはいけない事がありますが、六朝楷書はこれをやってしまいがちです。

動画を参考にしていただき、必ず蔵鋒になっていることを確認してもらえると何かしら気付きが得られるのではないかと思います。

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田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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