【主役の画とワキ役の画とは?】漢字の綺麗な書き方

漢字

字には主役となる画とワキ役となる画がある

字の中には「主役になる画」が一箇所どこかにあります。

これは「一行全体」とか「文章全体」にも同じことが言えるのですが

どこかに「核」となる場所があるとも言えます。

なので、普段からそれを意識して心がけて書くようにしていただきたいのです。

音楽でもイントロ→サビという「見せ場」があるように

映画やドラマでもクライマックスがあるように

字は絵と違ってヒトフデガキなのでムズカシイですが、

書いていく時に「見せ場」を意識して作っていかないとタイクツで単調な字になってしまいます。

「主役」がいて「ワキ役」がいて、これら2つがドラマティックであればあるほど大きく盛り上がるのと同じなのです。

一番長い画を目立たせる

ではどういったトコロを見せ場にすれば良いかというと、

いろんな字があるので一概には言えませんが、

てっとり早く、

「その字の中で一番長い画を目立たせる」

これだけでかなり変わります。

要は

「特徴のあるところをおおげさに書く」

ということ。

なので、長い画は少しおおげさにして、それ以外の画はひかえめに書くと良いです。

そして「一行全体」とか「文章全体」を書いていく際にも、

一行の中で「この字を大きくみせて見せ場にしよう」とか

全体では「ここの行を際立たせるようにしよう」とか

そういった意識づけでもって書いていただきたいです。

これは、書道の作品をつくるときや、半紙一枚に書く時だって

また、人前でのスピーチや会社でのプレゼンにだって共通することだと私は考えます。

要は

「考えて書く」ことを意識づけてほしい

のです。

まとめ

  • 字には主役となる画と脇役となる画がある
  • 一番長い画を目立たせる

というわけで普段からの練習の際に、こういった事を意識していただくと

また美文字へ一歩、近付けると思います。

本気で書を学びたい方のみ、ご覧下さい。

田畑明彦

田畑明彦

在野の書家。書壇からは距離を置いて独り書の道を追求しています。質屋大学書道科にて現在も勉強中。その成果を地道に発信していきます。

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