一言でいいますと、
【お手本のクオリティを考える時期が来る】
という事を知っておいてほしいのです。
縁あってここを読んでいるあなたも、字が綺麗になりたいという気持ちが人一倍強いと思います。
ならばなおさら、日々練習している時のお手本、
そのクオリティを考える必要は絶対にあります。
じゃあどんなお手本が良いの?
という事になりますが、
端的に言うと、
【古ければ古い程良い】
です。
古いという事は、それだけ永い歴史の審査に適い、
後世に遺していくものとして我々に伝わっているものです。
絶対にやめた方が良いのは、
現代や比較的新しい時代の書家の書いた手本だけを長くやることです。
確かに時代が新しい分、習いやすいのですが、
習いやすい分、
【その手本の世界から出られなくなってしまいます】
近代の書家の中でも、
手本をしくじったばかりに人生を棒に振っているというのも散見されるようです。
なのでせっかくご縁があってここを読んでいるあなたには、
ぜひとも
【お手本を考える】
【お手本を選ぶ目を養う】
という視点を持ってほしいのです。
温故知新(おんこちしん)という、
故(ふる)きを温(たず)ねて、新しきを知る
という言葉があるように、
古くてボロイ古典の中にこそ、現代に通じる新しいものが確実にあります。
ではどんな古典を具体的にやれば良いのか?
というと、
現在の私が習っているのは、
という古典があります。
小さい楷書をたくさん集めた宝典とも言えるものです。
習いにくいかもしれせんが、こんな所の記事を読んでいるあなたであれば絶対に得るものがあると思います。
私も日々、この古典を小筆や筆ペンで臨書しています。
どうせやるなら、最短で字が綺麗になりたいというのなら、絶対にやるべきです。
今は分からなくとも持っているだけでも良いと思いますので、ぜひおススメしたいものです。
コメント